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2005年04月25日
恋愛と権力の親密な関係
天は人の上に人をつくらず、人の下に人をつくらず、と宣った先人がいたが、
その是非はともかく、思春期の少年・少女にとって、バックボーンの果たす役割は極めて大きい。
カッコいい車に乗っていたり、ブランドの服を着ていたり、携帯電話を持っていたり、ヨード卵光を食べていたり、国民年金を1年分一括で払っていたり、
恋愛におけるスタート地点の差はその後のレース展開に大きく影響を及ぼすのだ。
お察しの通り、そうした考え方の約90%が貧乏人のひがみである点をあえて棚上げして言わせてもらえば、
「権力」の要は、とにもかくにも「インフラ」である。
弱小代理店の営業マンがどれだけ優秀であろうとも、デンツノイドの持つインフラに勝つためには相当のエネルギーを要する。
「インフラ」を制する者が「権力」を制するのだ。
権力を行使すること自体は、決して悪いことではない。
問題はその集中にある。
かつてのスターリンやヒトラーを持ち出すまでもなく、権力はバランスよく分散されることが大切なのだ。
マスコミは権力である。
報道は慢性的に捏造され続けている。
ライブドアの買収騒動に言及するつもりはないが、
個人的にCXは好きになれないので、ライブドアを応援させていただいていたし、
それより何よりテレビ・ラジオという半世紀あまり集中し続けてきた権力に火の粉をふりかけた点は賞賛に値すると思う。
「マスコミ」の主役は言うまでもなく「大衆」である。
「大衆」のコミュニケーションインフラとしては、この21世紀、テレビやラジオはその貧弱さを問われざるをえない。
当たり前ではあるがインターネットは本当の意味でのマス=コミュニケーションを実現する。
誰もが安価に(あるいはタダで)マスメディアを獲得できるのだ。
おそらくCXをはじめとするテレビ局各社はここ数年のうちに、現状の権力を維持できなくなるだろうし、
だからといってライブドアやソフトバンクがその権力をひとりじめするわけでもないだろう。
ごく僅かずつだが、「権力」は大衆のもとへ移行しつつある。
だから一連のNHKの不祥事に対し、我々は受信料不払いなどというケチくさいことをせず、
「受信しない」と胸を張って言うべきなのだ。
買収でむしろ恐ろしく思ったのは先日発表されたAdobe社によるmacromediaの買収だ。
我々が目にする世のクリエイティブは、おおよそこの2社いずれかのソフトウェアを使って創造されている。
それが今後Adobe1社の独占状態になるのだ。
繰り返すが「インフラ」を制する者が「権力」を制する。
間借りなりにもクリエイティブに関わる者は、この買収に対し、心して向かい合わなければならない。
投稿者 ADRED : 2005年04月25日 19:27
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